ビジネスは多様化し、多くの情報で溢れ、世の中に無いものを見つけることの方が難しく、また機械化・簡素化が急速に進んでいるように思います。昨今では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い世の中が、行動制限やリモートでの面会等、日常生活は大きく変わっていきました。そんな移り変わりゆく時代の中でそれでも変わらないものがあるとすればそれは「人の想い」ではないでしょうか。

だからこそ、私たちは、人の想いに耳を傾け、単にお菓子を作るという「作業」ではなく、そのお菓子を食べる「人」を想い、お菓子を作り続けることにこだわります。

誠意をもって、本音で接客し続けることで得られる信頼関係と満足感がそこにはあるからです。

私たちは和菓子を主に主力商品としていますが、お菓子は、休憩時間・贈答品・慶弔事、様々な場面で、用いられてきました。そこには必ず、人の想いが流れていると感じています。

だからこそ、想い寄り添うお菓子を召し上がって頂きたいと思います。

そんな、今その時その場所でしか感じることのできない喜びや安堵・悲しみの場面、それぞれの中に私たちが存在することで、寄り添い、また一歩を歩み、人生に思い切り挑み続ける姿が増えることを望んでいます。

また、私たち自身も、お菓子を通じて自分の心と向き合い、魂を込めた、お菓子を作る場所として「多くの人の想いが繋がる店」へとさらに成長していきたいと思っています。

創業者から私で6代目となりました。初代はこの御殿場（旧杉原村）の地の気候風土が育む粘り気が強く、餅質が優れている糯米に着眼し、「菓子づくりに邁進・お客様に信頼される店へ」を掲げ創業しました。それを代々受け継ぎ現在に至ります。

弊社は創業１３０周年を超え次なる目標

「菓子づくりに邁進・創業２００年後も愛され続けるブランドである」を掲げ、

そのために私たちが果たすミッションは「人の心と向き合い、生産者様とお客様との懸け橋になり、一歩を歩む勇気を生み出す」です。

単にお菓子を提供するのではなく、お菓子を食べられたお客様の自己の夢や想いと寄り添い、叶えていくための「勇気」と共に提供し、成功への道に寄り添い貢献します。

そうして、目に見えない想いをお菓子を通し、個人や世の中の発展に貢献していきたいと考えています。

相手を想いお菓子を送る方、自己の夢と向き会う方々が天野菓子店とめぐり逢ってくださることを心より願っております。

また、購入後お礼のお電話をしてくださる方、遠方から足を運んでくださる方、たくさんのお客様に支えられ今日まで創業することができていますことを深く感謝しております。

多くの皆様のご理解と、温かいご支援のもとに成り立っていますことを社員一人一人が心に刻みさらなる向上に励んでまいります。

今後とも、天野菓子店を宜しくお願い申し上げます。

有限会社　天野菓子店

代表取締役　天野　克也